歌詞とかの翻訳ノート

和訳メモ帳!

Together Pangea、対のEPで地平を切り開く (2019/07/16)

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Together Pangeaは、5月にリリースした2枚の最新EP『Non-Stop Paranoia』と『Dipassionte』で、相反する、しかし関連性のある2つのアイデアを探求している。昨年リリースされた作品が不安や誤った情報を掘り下げているのに対し、後者はその不安を和らげることを試みている。一見相反する2つの側面を両立させることは、バンドと現在の活動を貫くものであり、よりヘヴィでパンクな影響を、成熟した思慮深い世界観で抽出しようとするものである。

Twin Peaks、Alkaline Trio、Ty Segallなど幅広いアーティストの前座を務めてきたバンドは、7月17日にブルックリンのElsewhere、18日にフィラデルフィアのThe Foundryでヘッドライナーツアーを開催する。バンドがカリフォルニアを移動中にボーカルとギターのWilliam Keeganにインタビューを行い、2枚のEPやバンドサウンドの発展、ライブへのアプローチについて話を聞いた。

 

長い年月を経て、バンドサウンドはどのように発展してきたのでしょうか?

 

そうだね、ハウス・ショーやパーティーDIYスポットで演奏するところから始まったから、『Living Dummy』の頃は、ただ楽しく演奏できるような超ハイ・エネルギーの曲を演奏して、観客をモッシュさせて楽しませることにフォーカスしていたように思う。『Badillac』でも、それは変わらないよ。『Badillac』では、まだ観客が楽しんで動き回れるようなプレイをしていたと思う。でも、少し大きな会場でプレイするようになったから、もう少し時間をかけてもいいし、新しいことをやってもいいと思うようになったんだ。そして、『Bulls and Roosters』をリリースする頃には、このアルバムはライブでの評判を考えるよりも、自分たちのために、自分たちが聴きたいと思うような曲を書いているんだ、と思うようになった。今回の『Dispassionate』EPも、その流れを汲んでいると思うんだ。スタジオや自分自身のために書くこともできるし、ライブのために書くこともできる。次のアルバムでは、ライブで演奏するのが楽しいような作品にまた取りかかるつもりだよ。

 

ステージに上がるとき、どのような意図を持っていますか?

 

以前は、会場が爆発することだけを願っていた。爆発して、観客がクラウドサーフィンやモッシュをして、とにかくエネルギーに満ち溢れた状態にしたかった。今は、ある曲の間だけそうなってほしいと思っている。でも、観客がじっと立って聴いても楽しめるような曲をたくさん作ってきたから、今はそれを推し進めようと思っているんだ。パンクでもモッシュでもない、自分たちが誇れる曲をできるだけ多く演奏しようと思ってる。だから、今は1つのセットでその両方ができればいいなと思うよ。

 

ファンは、バンドの新しい音楽的方向性についていけると思いますか?

 

今回のツアーでも、『Dispassionate』EPにサインをお願いしてきた人が、違う方向性や新しい音楽が好きだと話してくれたよ。そういう人たちは、僕らの曲作りとかのファンみたいなものなんだ。それから、文字通りモッシュしたいからライヴに来るというカジュアルなファンもいて、そういう人たちは新しいものにはあまり興味がないと思うんだけど、それもまたクールだと思う。カジュアルなファンにも楽しんでもらいたい。実際、新しいことに挑戦することに対して、ファンから確かな支持を得ていると感じている。インターネット上のコメントも、いつもポジティブなものが多いしね。

 

10年を振り返って、最高の瞬間は何ですか?

 

うわー、10年も経ったんだ。初期のことが多いかな。Echoplexを初めて完売させたことは、僕らにとって大きな出来事だったと思う――僕らはロサンゼルスの郊外から始めて、カルフォルニア芸術大学やサンタ・クラリタ・バレーのあたりで演奏していたんだ――LAで初めてやったライブはEchoで、そこにいたのは観客一人: Burger RecordsのSean Bohrmanだったんだけど――数年後にはそこで完売させるまでになったんだ。個人的には、自分たちがやったことを聴き返すたびに、いい気分になってるよ。満足感というか、何かをやり遂げたという感じがするんだ。

 

あと、The PalladiumでThe Replacementと一緒に演奏したのは、ハイライトのようなものだった。

 

最悪の瞬間は?

 

たくさんあると思う。自分でやるかやらないか決断して、どれだけ努力するか、なぜそのようなことをしているのか、常に自分に言い聞かせながら、自分自身を維持しなければいけない。最悪の瞬間は、これって意味あるのか?これには、僕が注ぎ込んだ感情のエネルギーに見合うだけの価値があるのだろうか?って感じる時。でも、そのときはいつも、すぐに「そうだ」と思い出すことができるんだ。ライブか、完成させた曲を聴き返して誇りに思えたら、それだけで十分な報酬になるんだって。

 

今年の残りの予定は?

 

次にやることは、フルアルバムだね。実はソロでリリースするかもしれない曲も書いてあるんだ。100%確実ではないけど。うまくいけば、今年の年末に(Together Pangeaのアルバムの)作曲を始めて、来年の頭にはレコーディングを始められるかもしれないね。まだどんなアルバムになるのか正確にはわからないけど、制作を始めるのが楽しみだよ。